閃光のナイトレイド 第9話 「新しき京」 の感想

満州国の国都、新京で葛は預言者と呼ばれる女性の警護にあたっていた。古来から日本の歴史を裏で操っていたと言われるその存在に満州国執政溥儀が興味を抱き、面会を希望した為である。葛はそこで奉天に向かっていた筈の葵の姿を目撃し、驚く。葵は預言者を追っているのか･･･？　一方、雪菜と棗は奉天のヤマトホテルで高千穂勲の計画と関係があると思われる物理学者、市ノ瀬を探ろうと張りこんでいた。だが、そこに現れたのは･･･。

いろいろと混濁してきたなぁ・・・


ついに勲が雪菜と相対・・唐突な兄妹久しぶりの対面ですよええ
妹を昔のまま子供のようにあしらう勲でしたが雪菜も成長したようで・・・この二人も良いなぁ＾＾
もちろん勲の目的も垣間見えましたね
やっぱりその目的を果たす手段は爆弾によるものになってしまうのか
それともその爆発をなんとかして阻止しようとしているのか・・・彼の性格を鑑みるにどちらかと言えば後者でしょうか
兎にも角にもその光景はあまりにもショッキングで雪菜が倒れてしまうものでしたね　
てかこれって雪菜のようなサイコメトリング能力の弱点になってしまいますよね＾＾；
とにかく壮絶な光景をイメージすれば何とかなる・・・
中二な男子ならすぐイメージできそうだよね　ドラゴンストライクとかどうよｗ
でも本当に爆弾が最終兵器になってしまうのかな・・・不謹慎ながらもちょっと安易というかなんというか
スケールが大きすぎて物語の堅実さや地味さからかけ離れてしまうと思うんだが＾＾；
あとなんか最後は爆発阻止のため犠牲になるような光景が目に浮かぶんだがどうだろうｗ
葛がその役目を引き受けてしまいそうな・・・これはやめて欲しいねｗ


前回から引き続き葵は一人で予言者と言われる婚約者のしずねを追います
これは明らかな組織内での規律違反・・・だが想いは止められないようです
もちろん見つけた葛はそれを咎めますがどうにも揺れ動かされてしまったようで・・・
抑えられない気持ちもある
お前だって感じたことはあるだろう
葵の単独行動は国益すら損なうほどのものであるはずなのに規律に厳しかったはずの葛は強く止めることも出来ず
拳銃を眉間に突きつけるも形だけでむしろ葛の方が葵の姿に心を動かされてしまっていました
直後能力により突き飛ばされてしまう葛ですが特にそれを報告することもせず・・・
だけど桜井に対しては自分の不手際や至らなさを隠さず明かす愚直なところは何とも彼らしいと思ったり＾＾；
自身に完璧に落ち度がありながらもそれを包み隠さず明かすことが出来
それを詫びられるのっていうのはそうできるもんじゃないよね
もちろんいつになく厳しく叱りつける桜井のおっちゃん
失望したぞ！桜井機関はいつから仲良し倶楽部に成り果てた！
・・・これが彼の本当の姿でしょうか・・・今までおちゃらけた雰囲気だった分ギャップが出ていた
まぁ寸分違わず彼の言う通りではあるんですがね


そして明かされるしずねの立場　葵と再会した彼女は彼の目の前で自分の立ち位置を明かします
彼女は自分の意志ではなく仕組みの下で予言者になったと・・・
政を司る者たちが迷った時、その背中を押してあげる・・・
背中を押してあげると言うことはそれが良い方向に行くと考えていると言うことでよろしいんでしょうかね
事変の未来は良いものだと・・・言ってしまえば明らかに逆方向だよね＾＾；
でも事実として、史実として今のような未来があるわけで・・・その道をメタ的に示しているようにも見える
彼女の役割や立ち位置ってのは彼女自身の意志とは関係なくとも極めて面白いですな
そこに個人的な愛情や感情として介入してくる葵の存在
君は少しも変わっていない、変わってなんか・・・
彼女自身はなにも変わっていないことはそのドジっ子っぷりから明白
だが彼女は自分の予言者という立場に絡め取られ音なく葵の下から去ってしまうと・・・
でも彼はあきらめないでしょうね　時勢やシステムに安易に流されない柔軟な考えを持つ彼は
どうにも予言者というものを、今を生きる人の意志が介在しにくいものを否定している
個人の感情がどうこの物語に絡んでくるか見物ですね＾＾





てことでいろいろと煮詰まってきた9話でした

鍵は葛ではないでしょうかね・・・彼だけまだ自分の本当に求める道に迷っている
それぞれが確固とした目的の下で行動しだした中、葛はなにを信じるのでしょうかね・・・
でも特に想っている人がいるわけでもないんだよなぁ＾＾；
この際規律に準じる道を一人選ぶのも堅実さを維持できておもろいかもですね

ではノシ





余談

そろそろ雪菜のチャイナ姿が見たい・・・そんなことを大学内のパソ室で想う管理人・・・

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