ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第11話 「来訪者・燃ユル雪原」 の感想

砦に届いたのは、東部国境の敵軍が移動を開始したという
不穏な噂。

カナタたちは不安に揺れながら、
それでも明るく日々を過ごしていました。

そんなある日、カナタとクレハは雪原で傷ついた一人の少女を見つけます。

しかしその少女の正体は、
敵国ローマの兵士だったのです ――！

敵国ローマ兵の少女

カナタとクレハが雪原の中、ジャコットさんを探していた時に発見した瀕死寸前のローマ兵の少女、アーイシャ
彼女に対する処置という面で今回は展開されていきます
まぁ現実味よろしく、カナタ達はローマ語も分からなければヘルベチア語も通じない
ここの部分は時間をかなり取っていて、ユミナが出てくるまではボディーランゲージもままなっていませんでしたね
この現実味に割く時間ってのはとても重要だったと思う
言葉が通じないってのは否応なく相互理解の妨げになる　だからこそ言葉ではなく音による理解が際立つ
ほとんどのアニメでも基本共通言語が主流だがちゃんと描くあたりにアニメノチカラっぽさを感じますね
後番の閃光のナイトレイドといいまた新しいアニメの一面が見れそうだ

一方気になってたノエルはローマ兵を忌嫌うような立場に行くのかと思ったらその逆で
過去に自分が無邪気に開発した兵器によってローマ兵の住人たちを際限なく殺した過去があるみたいで
その罪滅ぼしなのかいつになく良心的にアーイシャに接します
加えて彼女ほどボディーランゲージの根源を極めているものもいなく・・・
女はおっぱいｗｗ
触れば大人しくなるということだｗｗ　なら男は・・・これ以上言うまいよ






それぞれの易い現実味と希望、絶望

敵兵であるアーイシャを匿うことになって表面化するそれぞれの戦争に対しての考え
立地上、戦争とは縁遠いセーズはいい意味でも悪い意味でも希望と絶望が際立ちます

カナタはリオの考えを汲み誰も悲しまない道を探ろうとしている
アメージング・グレイスがローマでも聞かれてることにたんを発した希望ですよね
音は人を選ばず響く・・・確かに今作の本懐であり理想だ　だがあまりにも現実を知らない
クレハはそんなカナタとは反対にテンプレな軍規に準じようとする
アーイシャが捕虜となり尋問という名の拷問に掛けられるのは仕方が無いこと
彼女が真に戦争を経験してきたかは分かりませんが一般的に蔓延している考えではありますよね　現実的ではあるが易い

ただ一人、現実的な絶望を感じていたのはノエル
見えない悪魔・・・彼女の過去の戦場での異名でしょうか
権力を持つ上層部が元凶だとしても無垢な過去の自分を責めずにはいられない・・・
だからせめてもと彼女に尽くした　いつものノエルでは考えられないほどに
これまでだってそうですよね　タケミカヅチを戦争のためでなく人のためにと精進して直してきた
だが無常にもアーイシャの絶望とクレハの絶望はあろうことか名前を知られることによって繋がってしまいます
真に戦争を知る者の恐怖・・・何も知らない日本の若造が簡単に言及出来る題材じゃありませんが
彼女のアーイシャから、過去の罪から逃げるような悲痛な叫びはとても悲しかった事は事実ですよね
・・・・なんかカッコつけてしまったぜｗ

極めつけはフィリシアかな
彼女の今回の行動や言動は一見すればとても軽いものに見える
でも年長者として、部隊長として、なによりも戦争経験者としての彼女は偉大だったし優しすぎた
リオの影を引き継いだ彼女はカナタ達に心配や不安は掛けまいといつも以上におちゃらけて振舞います
彼女らのもっともな願いを汲み取り自分が全ての責任を負うと言った彼女は・・・出来すぎたな
賭けに失敗はしたものの彼女らの心を守る術としては最大限の行動だったように感じます
だが一方で彼女はもう軍人ではなかった・・・それでいいとは言い難いのが難しいところですね・・・

総じてこの作品は戦争のどうしようもなさってのをいろいろな視点からちゃんと描いてくれていると思う
果たして誰の意思が継れて行くのか・・・
視聴者としては基本クレハ側に立って見ているからこそ彼女の最後の行動に何気に期待かな





一方アーイシャによって迫る真相の核心

どうやらアーイシャの祖母は時告砦の兵士だったようで、彼女もその祖母の話を聞かされて育ったと
天使の化石・・・ってなんだっけ＾＾；　忘れただけか初出なのか分からんが覚えてはないどうしようｗ
そして世界を滅ぼした悪魔やら・・・ともかくアーイシャの祖母の時代の教えと今の教えは全く違うようです
一体この違いが真相にどう影響してくるのか・・・
ブッチャケたところここ最近、ここら辺の真相云々に全く気が回ってなかったので期待はしてませんｗｗ
描き切ってくれるとも元より期待してませんしね＾＾
出来ればこの作品をシメるのに相応しいものであって欲しいものですな

そして話の核の傍ら進む戦争
あの多脚兵器の量はなんだｗｗ　まぁきっと旧時代の兵器ってのはこれを一掃するぐらいスゴイんだろうが
どっちにしても血を見るのは避けられそうにありませんね・・・
リオの行動はこれを止められるのか　期待ですな





てことで最終回に向かってついに臨戦体勢な11話でした

すぐに上がった最終回の予告動画見てきたんだがどうにも意味深なもので＾＾；
みんなが呼んでるから私行くね・・・全滅エンドももしかしたらあるかもですね・・・どっちにしても0か1なのは決定かな
果たしてどうケリをつけるソラヲト！！来週が待ちきれない！！

ではノシ

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