デュラララ！！ 第9話 「依依恋恋」 の感想

矢霧製薬の重役である矢霧波江は苛立っていた。最愛の弟・誠二の居場所が掴めないからだ。その行方を捜すため、波江は新宿の情報屋・臨也との接触を持つ。行方を捜されていることなど意に介さない誠二は、首に傷のある女と共に、池袋の街をさまよい続けていた。なにかに怯えたように「遠くへ行こう」と手を引く女に、愛おしげに優しく微笑む誠二。一見穏やかに見える光景はしかし、そこに偶然居合わせた人物と、女の突然の悲鳴に掻き消えた。

誠二と波江と首セルティの歪んだ愛

小さい頃から叔父が魅入っていたその首　波江にとってはそれは人形でしかたかった
が、それを興味本位で誠二に見せてしまったことにより全てが狂い動き始めた・・・
いやぁこの上なく歪んでましたねぇ～　表面的には今までで一番歪んでた＾＾；
まずその首に会う以前からなにとなく歪んでましたしね
家庭環境はいう程ではないかもしれないが誠二の虚ろな感じは幼少期から健在だった
その虚ろな感じはセルティと会ったことにより変な方向に向けられ
追い求めるために、我が物とするために人ひとり殺してもなんの感慨もわかないふうでした
殺人現場でカップラーメンって・・・言ってしまえば異常犯罪者寄りの傾向だ
普通に考えればこの殺人が契機となって人格破綻を起こしたと見てもいいかもしれないが
幼少期からの誠二の様子をみるとその破綻は先天的なものが大きいように感じますね

そんな誠二に完全の愛というものを捧げ続ける姉の波江
自分の愛は求めたり甘えたりするようなモノではなくもっと高尚なものだとして首に嫉妬の女の字も抱いてないと豪語します
だが今回誠二が自分の目から離れる事態となって感情が露骨に表れます
これを普通の愛と言ってもなんの差し障りもなさそうですよね
利己的の愛・・・普通の愛が他人に求めるものだとしたらそれ以上にこの姉弟の愛は利己的部分が強いんじゃないかな
波江の完全な愛っても言うなれば自分の姿、体裁と言う点に重点が置かれてるわけだし
そう在るように努めているように見えました　明らかに無理をしている
その姿のまま誠二に必要とされることをさも高尚の愛のように語っている　
相手の感情なんか歯牙にもかけて無いのかもしれませんね
それはとても純粋であるのかもしれないがそれ以上に歪んでいて盲目的でもある
まぁ最終的にラストには首を処分するところまで感情が行ってしまっていましたがね
波江のなかではもう首は人形に留まらなくなってしまっている・・・れっきとした嫉妬ですね

一方の首も誠二に際限のない愛を抱いている様で・・・リア充爆発しろホント（オイ
彼女の愛は未だ不解明ですね・・・誠二が自分のことを否応なく愛してくれるからか
このままでは波江に邪魔されるってのも分かってるようですし　
携帯をこっそり投げ捨てるとはまた可愛じゃないか＾＾　てか喋れたんですねｗ
わりと可愛らしい御声で・・・伊瀬茉莉也さんですか　クンカクンカ眠ちゃんですね　感想書いたあと拝見させて頂きます＾＾
総じて、彼女が一番純粋な愛、一般的な愛を持ってるのかもしれないです
だがそんな彼女と彼女がついに合ってしまいましたね～





首と胴の再会

互いに姿形は不可解ながらも勘づくところはやっぱりあるようで
拒絶反応・・・首にはその手の反応が見て取れましたな
逆に胴の方はその手の反応を全く見せない、いつものまま自分を保っていた　これはこれで以外でしたね
そこからはテンポも様変わりして物語りも急速に動き出します
いやぁこういう展開があるから飽きない面白い　本当に密度が濃いですね

首を引き止める胴、それを端からなだめようとする静ちゃん　でもそこにもちろん誠二も絡んできて・・・
一度言ってみたかったんだ
ここは俺に任せて先に行け！ってな
ボールペン刺されて平然と決め台詞をキメる・・・カッケェよ静ちゃん・・・惚れるよマジで・・・
相手が悪い誠二はもちろんブン回されます　そりゃもうブン回されます
でもあれで死なない誠二ってのもまたトンデモ人間だよね　顔の淡白さは改造人間ゆえかな＾＾；
愛する人のことを何一つ知らない誠二にキレる静ちゃん
だが愛を言葉に置き換えることなんて出来ない、彼女を守る行動で示すといった彼に
ちょいとした男気と不器用さを垣間見てこの場をやり過ごしてくれた静ちゃんでありました
まぁ彼からすれば確かに臨也君よりは好感の持てる相手でしょう
守る行動で愛を示す・・・やっぱめっちゃ愚直なんだなぁ～
見えてなさすぎる　これは意図してみないようにしてるのか・・・・
いやこの性分は生まれついたモノなんでしょうねもう　本当に見えていないんでしょう　あの姉あってこの弟ありだよホント
特に守ると恥ずかしげもなく表現したところとか顕著だな
見方を変えれば歪んだ依存心からの言葉なんだが彼の場合は素のようだから困る＾＾；
普通守るとか運命とかこの実社会ではもう聞かないでしょうに
にしても血を塞ぐ手段として絆創膏、接着剤って静ちゃんｗｗ　そんな呑気な静ちゃんが大好きだよｗｗ

一方でバイクで首を追うセルティだがなんと帝人によってそれを阻まれてしまって・・・
ここで帝人が来ますか～　何気に全く考えてなかったのでとても面白い
ついに本筋と直接的な関わりを持つということですね　楽しくなってきた＾＾
てか今回は手を引く女の子に追い抜かされなくて良かったねｗ






人間大好き臨也君

今回は波江に誠二の捜索を依頼されるという形で登場した臨也君
情報屋としての仕事場所も初公開じゃないかこれ　なかなかにだだっ広い所なんですね
もっと狭くて無骨なところだと勝手の想像してみました
その仕事場所には碁盤の上に将棋とオセロとチェスの混在したものがあったり・・・臨也君らしいですねホントｗｗ

にしても今回の彼は本当に裏で掻き乱しまくってた
首にメールを送り場所を把握し、セルティを所定の場所で待たせて鉢合わせにさせる
再度首にメールを送り帝人のところにいることとチャットに顔を見せないことを足しあわせて帝人と首の関係を確認する
・・・・この人本当に遊んでるなｗｗ　ここまで来ると怖いよｗｗ
これだから人間の集まる町は離れられない　なにが起こるか、起こっているのか、起こったのか情報屋である自分でも分からない
楽しい飽きないとはしゃぎ喜ぶその様子はなんか楽しそうでいいなぁというところ　神谷さんGJ　最高でした＾＾
だから人間の方も俺を愛するべきだという臨也君・・・ついに自ら波紋を生み出すため動き出すのかね





てことで二次関数的に話が動き出した9話でした

いやぁ2クール作品の9話でこの盛り上がりとテンション　しかも本筋が一貫してるんだからスゴイ
実際今の1クールアニメより盛り上がったると思う
加えて作風がクールなだけにここまで息もつかせぬ展開だと・・・もう大満足です＾＾

次回は帝人がさらに真相に近づくようで　セルティと対面してましたね
あの次回予告の台詞から察するにかなり深部まで踏み込みそうだ・・・期待して待ってます

ではノシ

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