鋼の錬金術師 FA 第43話 「蟻のひと噛み」 の感想

アスベックというイシュヴァール人達のスラムに身を寄せていたマルコーたちのもとへ、ザンパノから居場所を知らされたエンヴィーがやってくる。応戦するマルコーやジェルソたちだったが、すんでの所で巨大化したエンヴィーにマルコーが捕らえられてしまう。マルコーが犯した罪をあげつらい、じわじわと彼を苦しめるエンヴィー。そのうえエンヴィーは、かつてマルコーの部下であった者たちを全員、賢者の石にした事を暴露する。それを知ったマルコーは……。

アバンからドラクマ全滅のお知らせ　失礼ながら予定調和ですね＾＾；
あの手の城壁をあの布陣で崩すには確かに内部からの裏切りでも起きないと無理そうだ
かくして血の紋が刻まれたのでありました・・・
不謹慎なんだがあの手の血の量で事足りるものなんでしょうかね？





エンヴィーの傲慢　マルコーの償い

ザンパノの立場を利用した単純な罠にかかりおびき出されるエンヴィー
遠隔錬成などにしてやられる様はなんと小物なことか＾＾；
加えて巨大化は完璧なボコボコフラグだってのに相変わらず学ばいなぁ～
にしてもちょっと気になる
やられ声がコナン君過ぎないかオイ
もう少し変えて欲しかったかな・・・どうしてもそう聞こえてしまう＾＾；

部下までも賢者の石の材料に使われたことを知りついに奮起するマルコー
作り方を知ってるということは壊し方も知ってるということだ！！
壮絶でしたね・・・そのマルコーの意気ももちろんだがエンヴィーのやられっぷりが＾＾；
高山さんの演技もここではコナン君を気に止めることもなく光って聞こえました

ホムンクルスが消滅しかかるのを見るのはラスト以来ですが
燃えかすになった彼女と違い正当な壊れ方をするとああなるんですね
もちろん原作で知ってましたがアニメ化すると一段と描写がえぐいえぐい・・・
口から顔が的な描写をあそこまで生々しく表現かつ連続されるとすると辛いな
そんなエンヴィーを倒したとはマルコーさんも殊勲者だ
それを労うスカーがまたいい味出してるよね

そんなエンヴィーの成れの果てにすぐさま取り憑かれるヨキさん
そんなヤツ仲間じゃないってひどすぎだろオイｗｗ
坑道を無事通り抜けられたのも彼のおかげだというのに・・・
しかも全く仲間じゃないと言われながらもマルコーさんによる消滅宣言・・・あんまりだお＾＾；
てかスカーが空気嫁過ぎてワロタｗｗ
あんたそんな顕著なキャラじゃないだろｗｗ

てここでスルーされそうなんですがこの壊れた賢者の石に宿ってた魂ってどこに行くんでしょうか？
フォローされてないので純粋に疑問だったり　ただ単に壊れて砕けてしまったんでしょうか？
もしそうだとしたらマルコーのしたこともまた違う見え方ができるかもしれない





それぞれの道

エンヴィーの成れの果てをシンに持ち帰れとメイに託すスカー
確かに彼女の錬丹術の知識や戦力は大きいが彼女の本懐を忘れてはいけない
そしてアメストリスをただ憎むのではなく内から変え行く道を探す・・・
スカーのこの心境の変化はメイへの態度からもみてとれます
今までイシュヴァールという一種の狭いコミュニティに固執していたスカー
そんな彼が自分の決心の後に自分の国をまずは第一に考えろとメイに諭す・・・
スカーの中の世界がイシュヴァールからアメストリスに変わったこととその思いの強さの現れに見えます
スカーもこの国の人間になれたことが伝わりますね

そんなスカーはマルコーとともに別行動を取ることになるんですが
このスカー離脱イベって原作ではないんですよね　原作では出来なかったフォローというところかな





国家錬金法の三大制限

軍に逆らうな、金を作るな、人を作るな

前者二つは言わずもがなその中の人を作るなとはどういう訳からなのか　それは倫理のもとるからではない
個人が強力な軍隊を持たぬようにするためだ
セントラル地下、人の形をした物体がオリヴィエ様の眼前に広がっていた・・・
そいうところでEDに入ります　確かにこの入りならあのムダに高いテンションのEDも合って見えますね　地下という点で絵でも繋がってたし
にしても強力な軍隊、いわゆる戦力はやっぱ兵器でも何でもなく人の形に戻るんですね
作るのも人なら壊すのも人　何をするにも人のこの世界に
人の形をしたその不気味なものは何をもたらすのか・・・最後はカッコよくしめてみた＾＾





てことでひとつの流れが終わり、また分岐点となった43話でした

絵の方も気合入ってますね～　VSエンヴィー戦はさすがといったところ
今後もこのクオリティを保ってくれると嬉しいですな
話の方も極まってきた感じ　やっぱ話とキャラの持って行き方が上手いですよね
ここでダブリスのデビルズネストの一人を持ってくるところとか本当にどんなキャラをとっても無駄がない
原作では1話で作品感説明を担当した舞台であるリオールに話が戻るところも何気にすごいよね
今後もさらに動いてくるので楽しくなりそうだ

ではではノシ

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