原作:かきふらい(芳文社「まんがタイムきらら」連載)/監督:山田尚子/シリーズ構成:吉田玲子/キャラクターデザイン:堀口悠紀子/美術:田村せいき/色彩設計:竹田明代/撮影監督:山本倫/楽器設定:高橋博行/アニメーション制作:京都アニメーション
最終回




ついに最終回ですよ・・・誰がどう足掻いたって最終回ですよ・・・唯は最終回にも関わらず、卒業式にも関わらず相変わらず遅刻ギリギリ・・・
こんな所も見れなくなるのかと思うとそれだけでこころにくるものがありますね・・・
というわけで最終回・卒業式です





あずにゃんは心ここにあらずな感じですね 確かに在校生にとっての卒業式って
近いようで物凄く遠いモノですよね 時間的にも立場的にも主役の卒業生とは全く違います
加えて形式ばったものだから何か本当の別れのイベントとはまた違うような感じもする
どこか呆けてしまうのも無理はないでしょうな・・・
反対に主役であるところの唯達4人は最後の最後までらしかったですね^^全く今日が卒業式というのを感じさせない・・・もちろんいい意味で
タイツが破れることを予見してた和ちゃん(ここは憂もかな)もある意味ではいつも通りかな^^;
ここまで来るとほんとエスパーですよね・・・これなら今後大学が違っても唯を助けてくれそうだ
その中でちょっと気になったのはさわちゃん先生の大人としての態度さすがに卒業式当日にしてはいつも通り過ぎる面々に少々キツメのさわちゃん
唯のタイツが破けていることを驚いて指摘するときも決して「唯ちゃん」ではなく「平沢さん」と呼んでた
いつものさわちゃん先生を考えるとここは確実に「唯ちゃん」ですよね
細かいところだがなんかなんとも印象に残りました・・・
結果さわちゃんは皆の前では涙一つ流さなかった 送り出す先生としての何かを全うしたように感じました
そんなさわちゃんへのクラスからのサプライズとして用意した寄せ書き 定番ですね^^








どうやらあと書いてないのはけいおん部だけらしい・・・そしてこの最終回で最上のツッコミどころキタコレ・・・
わざわざ卒業式本番に持ってくんなやwオイリッちゃんよ!ここで書けってのかい!それはちょっとムチャぶりが過ぎるぞ!!
たとえ書く場所と書くものがあってもこんな状況じゃ書く気も起きんわw
てことでリッちゃんの最後のムチャぶりのせいで唯のお腹に寄せ書きの色紙を隠したまま卒業式が始まるというトンデモ展開にw
案の定かなり挙動不審になる唯・・・周りのみんなも、そして視聴者も全く卒業式に集中できない^^;まさか学祭の演劇に引き続きこうまで集中できないことになるとは・・・ちょっと酷いぞw
終いには職員の席にいるさわちゃん先生にまで気付かれ腹痛なのかと怪しまれる始末・・・
確かに始めての卒業生を持つ担任としては冷や汗もんだろうなぁw
男子ならズボンにでも挟んで上からピシッと決めれば多少動きにくくはなるものの
落ちないしそう目立つこともないと思うんだが女の子は違うんでしょうかね・・・
てか椅子の下においておけよw まぁ総じてそこは唯ということなのかな^^;
そんな影のドタバタのせいで和ちゃんの卒業生代表のあいさつはカット
和ちゃんの最後の見せ場だということで楽しみにしてたのにちょっと残念であります
教室に戻った唯達は改めてさわちゃんから卒業証書を授与





さわちゃんからクラスみんなに向けての最後のホームルームが始まります・・・
卒業しても皆・・・元気でねなんともシンプルな言葉ではありますがこれほど真正直で胸に来る贈る言葉はないでしょう
特にけいおん部だけに焦点を当てずクラス全体を見渡すような見せ方がなんとも感慨深かった・・・
やはりモブあってこそのけいおんなんだな・・・2期でよくここまで上手く全体を描いたと改めて感じます
寄せ書き贈呈のシーンも限りなくさわちゃんに焦点が当たっててよかった^^
あの唯が最後にちゃんと「山中先生」と呼んで感謝の言葉を送ったと考えると・・・
なんだかんだで立派に担任の先生してたんだなぁ~と感じましたね・・・
でもオチは・・・
オマエらが来るのを待ってるゼェ~やっちまったなw フォローの声までの間が秀逸すぎるw まぁそれでこそさわちゃんということでw
もちろん解散後もなかなか帰らないのがこの最終日








さわちゃんの人気は言わずもがな、けいおん部もやっぱり人気なんですね
その唯たちと一緒に撮りたいとお願いしてきたあまり見かけない引っ込み思案な感じのメガネっ娘が
今までのけいおん部の外から見た感想を簡単に総括します・・・
学園祭とかすごく・・・面白かった^^この時のみんなのそれぞれの反応が面白かったですねw 特に唯! なんで一番ショック受けてんだw
誰のせいで半コミックバンドになったのかと小一時間問い詰めたい^^;
そして唯と和ちゃんのそれぞれの歩む道を階段で表現したシーン・・・
とてもベタな演出ではありましたがなんか来るものがありますね・・・二人共道は違えど前に進んでいく感じがたまらない
お馴染みのピースでいつものようにまた会うことを約束するこの仲はきっと変わらないんだろうなぁ・・・
でももちろんどこか寂しさもあり・・・大学生になっても交流を持って欲しいものです^^
今まで送り出す担任を皆の前で最後まで貫いてきたさわちゃんもまた最後の最後で涙を見せてくれましたね・・・
皆が教室から居なくなった後のガランとした教室で黒板に書いてある祝卒業を祝った落書きを見て思わずウルッときてしまいます
消せないじゃない・・・ホント消せないよな・・・本当にちょっと緩んだときってのが見て取れてさわちゃんの大人らしさを感じる涙だった・・・
そして話は最後のティータイムへ・・・








リッちゃんを筆頭にみんなこれからのあずにゃんとけいおん部を心配しますが
当のあずにゃんは心配しないでくださいの一点張り・・・無理をしてる感じが痛々しいほど伝わってきます
そんな話はともかくとして先輩たちにお礼の気持ちを込めたという手紙を渡すあずにゃん・・・ここからやばいですね・・・
まず手紙ってのに本当に管理人は弱い^^; 気持ちがこもってるんだなぁってのがいやでも伝わってくるようでね・・・
なにより生真面目なあずにゃんだからきっと物凄く考えて書いたんでしょう・・・その姿を想像すると・・・
一体それぞれにどんな内容の手紙を書いたんでしょうかね とても気になります^^
だが悲しみを隠して気丈に振舞おうとするも賞状筒をみてついに想いが溢れてしまうあずにゃん・・・
卒業、しないでよ・・・泣き崩れてしまうあずにゃん・・・これは・・まずい・・・そんなあずにゃんをみて唯がいつになく先輩を魅せる・・・
一年生の時の唯達の写真にあずにゃんを貼り合わせたものと自分たち5人を表現するような桜の髪留めを渡す唯・・・
ここでガチで泣いちゃいましたね・・・大きさとしてはあまりにも簡素なものだけど
この二つにはとても大きいものが詰まってるんですよね・・・
まるでそのまま自分たちがずっといつまでも5人でいることを表してるような・・・
だがそれでもやっぱりあずにゃんの手元に物として残っとのは
この二つだけというのがなんとも・・・もうダメだ・・そのある種の臭さごとまとめて明るくあずにゃんの涙を受け止められる唯ってのもいいなぁ・・・
でも一つ残念だったことはその時にかかってたBGMかな・・・まぁ最終回だしね 目を瞑るよ^^
ということでなんとここで唯達からあずにゃんへ向けた新曲を披露!!





曲名は「天使にふれたいよ!」 なんと最後にして最高の卒業生フルコーラスです!!
感想は・・・もう最高でした歌詞があまりにも真っ直ぐ過ぎてね・・・臭いのはどちらかというと苦手なはずなのに涙が止まらなかった・・・
とにかく最後の最後にあずにゃん視点で描いてくれたことが本当に嬉しかったですね
やはり唯達のいないあずにゃんのこれからって今まで一期二期見てきた者としてはこれ以上にないほど悲しいものなんですよ
今までがあまりに平和で楽しかっただけにあまりにも残酷なんですよね・・・正直見てられないです・・
だがその悲しみを乗り越える力強い唯達先輩からのメッセージ・・・








卒業は終わりじゃない これからも 仲間だから悲しみは完全には拭えないだろうけどでもあずにゃんにはいつも同じ空のもとに皆がいる
涙を溜めながらもちゃんと顔を上げて唯達の最後のメッセージが詰まった演奏を受け止めたあずにゃんに涙です・・・
あずにゃんの溜まって溢れかえった涙が写真に落ちるカットが個人的には一番胸に来ました・・・きっと一生の宝になるんでしょうね・・・あずにゃんが辛い時に支えてくれるんだろうなぁ・・・
唯達が涙を見せなかったのも良かった・・・いつしか彼女らも立派な先輩になってたんですね
彼女らがあずにゃんだけじゃなく外の卒業生とそれを送り出すに向かっても歌っているような演出も良かった
ほんとうに終わりだということがみにしみてくるようで・・・視聴者としてもどこかスッキリしたようでした^^
最後はあずにゃんも入ってのふわふわのイントロでフェードアウト
またそれぞれのふわふわ時間が始まる、といったところでしょうかね・・・もう最高でした・・・
ということでけいおん最終回でしたもうけいおん大好き過ぎる!!いやもう思いの丈が溢れ出しそうで非常に書き難かった最終回なんですがもうとにかくけいおん最高でした!!
ここまでなんの淀みも抵抗もなく最高と言える作品はそうないですほんと・・・
最初から最後まで楽しかったし可愛かったし、そして泣けた・・・!
実際泣くとは思ってなかったんですが実際見てみるとあずにゃんのどうしようもない悲しさと
だがそれを乗り越えようと前を向く涙の表情に完敗でした・・・・もちろん再三繰り返すようだが唯達の送られる側としての成長も涙ぐましかった!!
今ではあずにゃんが主人公にしか見えないほど彼女らはちゃんと主役の舞台をあずにゃんに引き継いだんですよね・・・
もう・・ほんと・・・・よかったです それだけです
てことで次回からは気になる番外編2本
言うても一つの確かな終りを迎えた後だということでスルーしていた
最後のクリスマスや正月ネタをやるわけじゃなくその後の話をやるようです
あずにゃんの部員集め・・・不安が大きいですが是非ともあずにゃんにはガンバッテ欲しい!
純ちゃんと憂はどうするんでしょうかね・・・純ちゃんは先輩への憧れでジャズ研に入ったわけだし
先輩が卒業した今となってはそこまでジャズ研に凝る必要もないんじゃないかな
憂はお姉ちゃんも大学生ということでもう高校3年生ではあるけどそろそろ自分の時間が欲しいんじゃないかな
てことで二人共できれば入って欲しいですね! あずにゃんの力になるだろう!!てか大学生にもなって高校で受験を控えた憂に世話を焼かせる唯ってあまり見たくないかもw
まぁ兎にも角にも本編の余韻をぶち壊さない程度にアクションを起こして欲しいですねいくら番外編と銘打っても本編を尊重しない作りはダメだ! ここは切にお願いしたいところですな
ではノシ
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