伝説の勇者の伝説 第11話 「悪魔の子」 の感想

「父さん！か、母さんが……母さんが僕のせいで……」
「お前のせいじゃない！　こいつらだ！
……絶対にお前のせいじゃない……。だから……こいつらの思い通りになんかなったらだめだ……」
「父さん……」
「俺が殺されても気にするな……。お前は……生きるんだ……」

国王派の貴族を優遇し、能力ある者は市民でも役職に登用することを決めたシオン。反国王派を挑発することになるが、シオンはあえてこの強攻策を取ることで、国内統一の強化をはかる。一方、ライナとフェリスは、複写眼を持つアルアという少年がルーナ帝国の魔法騎士にさらわれたのを知り、救出に向かうのであった。

化け物の宿命


ライナと同じアルファスティグマを持つアルアを救うため魔法騎士団とそれを従えるバカ貴族に特攻をかける今回
相変わらずこの作品には自重しないエグさ、グロさがありますね・・・たとえ子供でも容赦しません
磔にされた状態での暴行はもちろんとしてアルアの目の前に彼の母の死骸を放ってみせた所はあまりに凄惨だった
全ては化け物であるお前のせい
すべての不幸を押し付けられた少年を見てほくそ笑む魔法騎士団と貴族・・・
ほんと腐ってますね・・・彼らこそ人の皮を被ったなんとやらでしょう・・・
そんな魔法騎士団達のあまりのクズっぷりに頭に血が登って行くライナは自分を抑えられず特攻をかけます
でもさすがは魔法騎士団というだけあって強いですね
広範囲の魔法が使えればまた違うのかも知れないが一対多数では不利でしょう
得物が魔法しかないから隙を突かれた場合の近接戦闘への対処も遅れる
一対一の魔法対戦に持ち込んでも相手は厳つい魔法騎士　対等に戦えるのが精一杯かな
やはりなんだかんだでフェリス頼みですよね　一人で魔法騎士二人相手にするとはさすが＾＾；


そんな戦闘の傍らアルアを助けようとする瀕死状態の親父・・・
いかんせんフラグ過ぎたな＾＾；
そばにフリーとなっているバカ貴族がいる時点で結末はなんとなしに分かってはいたが
ちょっと読めすぎたかも　ライナの顔もどこかトチ狂っていたし・・・
それ程に彼ら化け物と呼ばれる者たちの運命は確定されてるということか・・・
結果目の前で貴族に父を殺されたアルアは暴走、ライナがそれを止める形で終結します
好きでこんな目をしてるわけじゃない・・・
自分たちの運命を呪うライナ・・・彼らに課せられた運命の真実が明かされるときは果たして来るのか
涙にくれるライナを見て何も言うことが出来なかったフェリスが印象的だった・・・
まぁ兎にも角にも前回ラストに出てきたロリっ子がこの惨事に巻き込まれなくてホント良かったということで＾＾；


一方そんな腐った貴族を粛清せんとしていたのがシオン
どうやらかのガスタークが諸国を巻き込みながら急速に力をつけ戦乱を作ってるというのだ
もはや国内で言い争っている時間はないのだ！！
クラウを元帥に昇格し貴族共に付け入る隙を作ることで一気にその喉元を掻き切る、そんなフロワードの策を選択するシオン
だがそんな思い切った粛清の中でもシオンは一つでも多くの命を救いたい・・・
この国を誰も殺さずに統一したい！！
反抗された場合のみ粛清を行うと最大にして絶対の譲歩をします　まぁ今までのシオンからすれば最低限の譲歩ですよね
そんな力強くも変わっていくシオンに着いて行くことを誓うクラウたち将官
・・・ノアは一体どの位置にいるんでしょうかね＾＾；





てことで悲壮なまま終わった11話でした

次回は粛清回ということで・・・主人公サイドがこの手を使うのって何気に珍しいですよね
でも本当の勝負はシオンが自身の信念のもと自由に動くフロワードをどこまで律せられるか、にあるかな
まぁ次回はフロワードの闇に対抗した光の指輪も登場するようだしフロワード無双は回避できるのかな＾＾
フロワードがあまりに自由すぎてそろそろ飽きてくるところでもあったのでね・・・光のヤツには期待
てか光のヤツも、光よ、あれ！とか言うんでしょうかね　まぁその決め文句、嫌いじゃないからいいけどねｗ


ではノシ

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