学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 第10話 「The DEAD'S house rules」 の感想

砕けて散った日常の幸せ



広大な敷地と力によって堅牢に守られた高城宅に落ち着いた面々は久しぶりのいつも通りの時間を満喫していた・・・
孝の中のいつも通りがオイルプレイな件については突っ込むべきでしょうかねオイｗ
麗と鞠川先生を交えてのくんずほぐれつ・・・羨ましいったらないですね
てことで環境が急変したことにより仲間割れが危惧されてた今回
真っ先に突っかかり合うと思われいていた麗と冴子先輩の直接的な対立がなかったのはかなり意外でしたね
もちろん麗はそれとなく孝を意識してるようだがそれでもそこまで露骨に追求してきたりはしない様子です
すでに彼女の知らないところで今作のヒロインが決定的に確定したということも知らずに・・・ｗ




そんな麗に代わって荒れていたのはこの屋敷の一人娘でもある高城でした



名前で呼んでって言ったでしょ？
・・・ごめん憶えてないんだがｗ　そんなに強い語調で言われてもねぇ＾＾；
どうやら高城は出来過ぎている両親に負い目を感じているようで
この事態が起きてから高城の両親は性急に子飼いの部下とその家族をまとめて救いこの状況の中でも堅牢な城を築くに至った
だがその過程で娘である高城は弱肉強食の名のもと両親に捨て置かれたと感じているようで・・・
自分があまりにも現実において無能で無価値かということに打ちひしがれておりました
だがそれでもお前は幸せだといって怒鳴る孝・・・まぁ確かに高城以外の面々の家族は未だ無事かどうかわかってないですしね
この上なく贅沢な悩みだと言って切り捨てることもできますな
ある意味その悩みに甘んじていることこそ彼女が忌み嫌う大人の中の子供という世界に絡め取られているとも取れる
まぁそれ以前に孝達の家族の影が今まで一瞬足りとも出てこない事の方がちょっと気になりますけどね＾＾；
孝や麗などの家族への感情はほとんど描かれてないと言ってもいいでしょう　いうほどの感情移入はできないかな




そんな高城家の亀裂と合わせて議題にあげられた、これからも仲間でいるのか、という問



高城家の内に入れば確かに安全だろう　だがそれは呑み込まれるということ
日常を平然と送り続ける幸せが失われた今、その環境は一概に幸せと言っていいものでもない
それが年端もいかない、力が発揮し切れてない若者にとっては尚更だろう
強く言ってしまえば流れのままではなく自分が自分であるために生きるのかどうか・・・アイデンティティの尊守・・・
名一杯アニメ的に、若者的にカッコつければこんな感じでしょうか
だがその道は今の状況を考えればあまりに現実的ではない
大きいものが見えてない子供の考えと言って一蹴してもいいでしょう
大体にして高城家内は大人が支配するという面では非常に社会の縮図なわけで
子供にとってそこで頭角を表すことは確かに困難かもしれないが
だからといってここから離れることが進歩と言えるわけでもない　立ち向かってこそ真の進歩だとも言えますよね
一概にタヒチとも言えないですよ・・・どんなに今が一時的に平和だろうがこの世は切迫してますしね




その狭間で今の大人の武器を持つ自分をどうしても捨てられなかったのがヒラコーでした




最初は何を熱くなってるのかと思いましたが彼の中での銃ってのは非常に大部分を占めていたわけで
自分が立ち上がれたのはまさに銃のおかげだったんですよね　それを奪い取ろうとする大人たちに恐怖を感じたと
だが彼がほんとうに欲しかったのはこの銃をもって何を成し遂げられたのかという事実でした
コイツが私を守ってくれたの！
パパじゃなくてね！！
ヒラコーの今までが報われた高城の言葉・・・ヒラコーにとってはこれが全てでしょう
孝にあからさまな恋心を向ける高城を見て苛立っていたヒラコー
最近は孝と高城が絡むこと自体少なかったので見えませんでしたが彼の高城への想いは本物なんですね・・・
だがそれでも高城の父を目の前にして胸を張って言い出すことができなかったヒラコー・・・ホントいいキャラだ
そこである種の意趣返し的な形で父に反抗した高城も良かった
どんなことがあってもすべての面で父を超えられなかった彼女・・・
だがヒラコーを伴って彼女は一度だけ決定的に父を超えることができた
確かに自分の力じゃないかもだけど、いやさ自分だけの力じゃなく
仲間と一緒に乗り越えたこの事実こそ彼女を大きく成長させるんじゃないかな
にしてもなんでか冴子先輩だけ高城総帥と対等に話しててワロタｗ　どこいってもそんな立ち位置なんですねｗ




最期に触れておこう高城の父、高城総帥について



まさかの譲治ボイスキタコレ！！
個人的に譲治さんは理知的なキャラを多く演じることが多いような気がするんだが
この方はまさに血と肉で出来たような鉄人ですね・・・この曲がらなさがいいな！！　このまま一貫して欲しいものだ
是非一度冴子先輩とも手合わせして欲しいものです　まぁきっと濡れる状態の冴子先輩であっても勝てないんだろうけど





てことでラストへの架け橋となった10話でした

まぁ架け橋って行ってもどう締めるか皆目見当も尽きませんがねｗ
そんなところに出てきたのがなんと紫藤の野郎でした・・・でもなんだかバスの様子がおかしい・・・




淫猥な吐息、揉まれる乳房と丸尻
そして恐らく紫藤の股下で恍惚の表情で何かに奉仕しているようないつかの二人の女子・・・
おいおいまてまて・・・これは俗にいう
ダブルヒロインの構図ってヤツじゃないか！！
片方は見た目スポーツ娘、片方はメガネっ娘ということで属性的にはバランス取れてますね　正直クオリティは微妙だけど（・・・
まぁなにはともあれすっかり淫猥乱交バスになっているようですｗ　どこの痴漢専用バスだよｗ　案の定過ぎるわｗ
まぁでも言うほどドギツイ描写でもなかったですね　愛知は放送事故レベルかも知れないけど＾＾；
さてさて淫欲の限りを尽くす紫藤・・・どんな形で粛清されるのか期待＾＾
叶うならば今までになんの関係もないが総帥に一閃されて欲しいものです

ではノシ





おまけというより本編、今日の冴子先輩




似合ってると言われ恥ずかしがる先輩ヤベェ・・・仲が深まったことで茶目っ気がまして可愛すぎますね＾＾
そして黒系の髪色にはやっぱ着物！！凛とした前姿、艶っぽい後ろ姿・・・格別だ！！

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