腐敗した貴族による圧政がしかれるローランド帝国。理不尽な国を変えるために王となったシオンだが、既得権益を持つ貴族の力は強く残っていた。シオンの命令によって学生時代の友人だったライナと、代々王の護衛をつとめる一族のフェリスは、強大な力を持った勇者の遺物を探す旅へ出ることになる。
キャスト:ライナ・リュート:福山潤/フェリス・エリス:高垣彩陽/シオン・アスタール:小野大輔/ルシル・エリス:杉田智和/イリス・エレス:村田知沙/ミルク・カラード:藤田咲/ミラン・フロワード:諏訪部順一/ルーク・スタッカート:日野聡/リーレ・リンクル:岡本信彦/ラッヘル・ミラー:増谷康紀/クラウ・クロム:伊丸岡篤/カルネ・カイウェル:沢城みゆき/エスリナ・フォークル:竹達彩奈/キファ・ノールズ:大浦冬華/ノア・エン:高橋美佳子
私は怖いよ。戦場が、人が死ぬのが私、ライナが死ぬのが一番怖い。
ねえ、私と一緒にいこ?シオンじゃなく、私と一緒に…
それでも私は、ライナに死んで欲しくなかった。
ライナだけには…ごめんねライナ。私はあなたを守れなかった…
杉田兄さんこえぇ・・・フィリスの兄ことルシルの突然の介入・・・
裏で糸を引いている王子のひとりの関係者だった緊縛のおっさんの首を狩ってみせます
もはや強い強くないの問題じゃないですよね・・・幽体みたいです^^;
その兄曰くエリス家は本当の王にしか仕えない、今回の王子同士の争いもその一端らしいですエリス家が変に権力などで政治利用されないことが嬉しい反面
それ以上に厳しい規律を感じますね・・・それとも杉田さんが論外なだけなのか^^;
てことでライナ、アルファスティグマの覚醒、キファの正体、シオンの進む道が示された
作品を根塊から支えるような話としても大事な今回ですなにやらキファは敵国のエスタブールのからのスパイだったらしく・・・
ライナを守れないと必要以上に落ち込んでいたのはこのためだったんですね
彼女はエスタブールの魔法騎士団の奇襲に合図を送る役目を背負っていた
その強さも熟知していた彼女がライナを救うには彼をこの戦場につれてこないようにする他なかった・・・
そして始まる魔法騎士団による上等且残忍な奇襲━━━━!!
いやはや清々しいまでに肉片がちぎれていきます^^;まるで人間じゃないように呆気なく狩られていくさまはこの惨劇の意味の無さを物語っているようですね・・・
そしてその呆気なさを強めるは魔法騎士団のあまりの周到ぶり 雑木に隠れていとも簡単に人を切り裂いていきます
特に顕著なのはアルファスティグマを少し開放して敵から逃れようとしたライナに上からのしかかって来た部隊長でしょうか
あの突拍子もなさといったらw 成功するにしても失敗するにしても
殆どの場合攻撃する前には何かしらの掛け声があるもんなのにねw 実際声も音もないと怖いもんだ^^;
ついに覚醒するアルファスティグマ!!
・・・物凄い荘厳な中二ですね!!ここまで清々しいのは好きよw 長ったらしいセリフもウェルカムです^^
そして極めつけの福潤の呻き声と絶叫と高笑い・・・凄いの一言!どうしたってルルーシュと被ってしまいますがルルーシュ好きなので問題なしです^^
気になるアルファスティグマの本当の力はそれはもう無の境地
周りに見える一切の存在をただ見るだけで触れるだけで削除していきます
アルファスティグマの本懐はコピーではなくこのあまりにも理不尽な力にあるんでしょうかね・・・
化物と恐れられるのも無理はないですね
ちょいと残念だったのはその過程までのエグさに反して
ライナの覚醒を促した一番のキッカケであるキファとシオンの描写が少し弱かったところかな^^;もちろんレイープを見せろって言うわけではないが凄惨な背景とは若干不釣合いで
ライナが怒り狂いアルファスティグマの災厄に至るキッカケとしてはちと弱いかなと
単純に尺が足りなかった感じですかね とても端的だったように感じます
後にローランドの最深部の意向によって化物のライナとスパイのキファは投獄拷問
反してシオンは先の件で英雄王として祭り上げられることに・・・
ライナが自身の力を戦争や国と同じように人を殺す「化物」だと表現したのは興味深いですね戦争をするのは人間じゃない、化物だ だがその化物を生み出すのは人間だ 化物という国を作るのだって人間だ
だがそれなのに平和な立場にたって考えると戦争や国なんて言うのは確かに膨大過ぎて
化物という表現がしっくり来るのかもしれない 自分自身も一つの要因だっていうのに・・・
その中でライナはそれらと対等の力や影響力、存在を一人で背負ってしまっている
自分がどんなに救いたいと思っても、平和に生きたいと思っても
彼が発現する力はどうしたって圧倒的な畏怖の対象になってしまうんですよね
そこまでの存在を一人で背負うことの意味・・・はかり知れません曖昧だからこそ見えなかった国や戦争の大きさですが彼は全くの反対ということです
だから彼は世界と関わることを極力避ける めんどくさいの一点張りで殻に閉じこもっている そうでもしなければ消し尽くすだけだ
結果初回の「クダラナイ」ってのに繋がるわけですね・・・
彼は自分の力のあまりの大きさを介して自分たちを縛り続ける戦争や国のどうしようもなさってのを感じてきたんでしょう総じてただ消すだけで何も生み出すことはないアルファスティグマを持つことがとても重いということがよく伝わってきました
あの力を目の当たりにしても臆せず自分を誰よりも優しい一人の人間と認めてくれたキファに対し
彼がどういうアクションを取るかとても楽しみです
てことでさらに重いテーマを魅せてきた3話でしたここまで平淡に、でも執拗に戦争について考える主人公って久しぶりに見ましたね
戦争と同等の力を持っている人間だからこそ考えなければ、考え続けなければいけないということか・・・化物であり戦争のように見られてきた彼が誰よりも人間と平和を望んているその姿はなんとも考えさせられるものでした
このままの勢いで1クール通して戦争について考え続けてくれることを望みます
ではノシ
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